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天国への、と改題すべき。
![]() | 天国からのラブレター (新潮文庫) |
まず、倫理上よろしくない事(未成年飲酒の数々、偽造テレホンカード使用、道交法違反検挙での暴言等等)が内容にあります。
そして友人や親しい方への悪口や性生活に関する記述があり、非常に気分が悪くなりました。出版を見越して被害者の方は書いている訳ではないのだから秘密にすべきだと思います。
あとはやはり被害者の生前の関心というのがテレビや買い物など非常に興味の範囲や趣味というのがお世辞にもいいとは言えません。
ですので、非常に読んでいて苦痛というか被害者の遺族という立場の人間がどうしてこれらの内容をこのような形で世間に公表したのか? 疑問が残りました。 被害者の手記として手紙と日記の公表は差し控えるべきだったと思います。
天国からの・・と表題にありますが、この書物の大部分を占めるのが生前被害者が遺族である恋人(後の夫)にあてた手紙と日記の内容です。 天国に旅立つ前、生前の彼女の心の中です。
いくら夫という立場でも知りえない彼女の声というのがあったのではないのでしょうか? どういう過程があって出版に至ったのか? まさか天国にいる奥さんの同意がある訳ではないのですから表題もしかりですし、内容も亡くなられた二人の印象を良くするものではないと思います。
本当に友人知人たちの実名を出して悪口まで書いている彼女というのが良い人間だったとは思いません。もう少し思いやりがあってもいいのではないのか?と思う内容です。
天国から、というより今生きている被害者遺族が出版を選んだのですからタイトルはあまり好ましいものではありません。 せめて”天国への”であれば良かったのにと思います。
評価は難しいですが、私は私的な手紙の公表はこういう一方的な形で行われることに大変な違和感を感じましたので★2とさせて頂きます。
引用元:天国への、と改題すべき。
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